の友人でありビジネスパートナーでもあるグリーンツダボクシングジムの本石会長は私が尊敬できる人のうちのひとりです。

なにより素晴らしいことは「言い訳をしない」「他人のせいにしない」というところ。

自分の身を守るために陰で他人のせいにする人間も少なくないのですが、本石会長は一本スジが通っている男であり、ひとまわり年齢が下の彼から学ぶこともとても多いのです。

その本石会長が昨年9月に手を差し伸べたのが、かつて暴行事件を起こしてしまったボクサーの京口竜人選手。

あってはならんのですが、血気盛んな若者がリングの外でケンカをして相手を傷つけてしまったのです。ひょっとしたら相手から挑発を受けカッとなってしまったのかも知れません。しかしながらプロボクサーたるもの、身をわきまえこらえる必要があります。

反省と感謝があれば必ず改心できるはず。本石会長はおそらく彼にその期待をのせ、一緒に世界を目指そうと手を差し伸べたのだと思います。

しかし、今年七月にショッキングな事件がありました。京口選手が飲酒運転で事故を起こしたのです。そこには以前犯した過ちに対しての反省はひとかけらもなかったのでしょう。

私はビジネスパートナーである本石会長と毎週ビジネスのミーティングを行っています。8月11日に地元であるこの枚方での興行を控えている矢先の所属ボクサーの不祥事に、本石会長は数多くのスポンサー様やビジネスパートナーである我々の顔に泥を塗ってしまったと大わらわでした。

私は「あかんヤツはやっぱりあかん」という考えですので、その話を聞いて「やっぱりな。。」と思いました。しかし世間では、会長の指導不足や管理責任を問う声が上がります。まぁ、当たり前のことですね。

もうボクサーとしての道はほぼ閉ざされたようなものですが、してしまったことに対してきっちりと謝罪する必要はあり、本石会長は一緒に頭を下げようと記者会見の場を持ちましたが、そこに彼は現れなかった。

「引退することで謝罪とした」というのが彼の言い分だそうですが、潔くないような気がしますね。

少なからず私たちから見ると反省も感謝も見受けられない彼は、今後何があっても改心できないでしょう。あかんヤツはやっぱりあかん。。