ウェブサイトやメールを使い、パソコンにあるファイルやサイトへアクセスするためのID/パスワードを盗み取る、「フィッシング(詐欺)」が非常に増えています。(詳しくはこちらをご覧下さい。)
最近弊社で相談を受けるのが「LOCKYランサムウェア」
ランサムウェアが仕込まれた添付ファイルを開けると、エクセルやワード、画像などのファイルがロックされてしまい、開けることが出来なくなります。具体的に言うと、ファイル名が変わってしまいどうすることも出来なくなるのです。
開いてしまったパソコンのファイルだけでなく、ネットワークで共有しているファイルもロックされてしまうので、別途バックアップをとっていない場合は大きな被害となります。
「ロック解除して欲しいならお金を払え!」という、なんとも理不尽なメッセージがあらわれますが、実際に払ってロックが解除されるのかどうかは不明です。
本日時点ではそのファイルを元に戻す術はないといった感じですので、予防する以外手立てはありません。
「UTM(統合脅威管理)」を導入されていない方には、まず導入をお勧め致します!!月々1万円程度で概ね予防できます。大切なデータを守るコストとして高いか安いかはご判断ください。
しかし、せっかくUTMを導入しても過信は禁物です。
UTMさえもかいくぐるような圧縮方法で送られたランサムウェア(ウイルス)を実行してしまうと、やはり被害に及んでしまいます。
図のようなメールが届くと、おそらく添付ファイルを開けてしまう方はおられると思います。
弊社には他にも「訂正図面」とか「【要連絡】修繕依頼」という件名でもメールが届きました。
建築関係のお仕事をされていれば、「え?どの分かな?」とついつい開けてしまうのではないでしょうか。
差出人に見覚えがない場合は絶対にそのファイルに触れないこと!
御社でも、ぜひ周知徹底してください。