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娘がこの度入籍する息子に御祝いを用意した。自分で包装し、熨斗(のし)をかけた御祝いの品を渡した瞬間・・

「あ!!大変なことしてる!!熨斗(のし)間違えちゃった!!」

よく見ると「蝶結び」の熨斗紙。。。

娘が言うまで息子もわからなかったようですが、とりあえず返して!!と熨斗紙だけはがしておりました。

言うまでもありませんが、蝶結びはすぐにほどけて結び直しが出来る事から繰り返し訪れるお祝い事に使われます。受賞や合格、出産などの御祝いにはこちらですね。

反して結びきりという固結びはほどけない、つまり二度とあってはいけない一度きりにしたいという意味があります。不祝儀であったり、結婚と言った一度きりの御祝い(←今回はコレですね)に使われます。

よく見るのが画像一番下の「あわじ結び」。見栄えが良いですね。これは引っ張るとより強固なものになると言う意味も含まれるので、結婚祝いなどにもよく使われます。

今でこそ店売りをしておりませんが、当社は以前「町の文具屋さん」でした。よく祝儀袋や香典袋などお買い求めにご来店いただいたのですが、「ついでに書いて!!」と言われることもしばしば。。

幸いにも母親は達筆でしたのでご要望にお応えできていたのですが、母親がいないときにこの依頼があるとパニック。。大概「すぐ使う」という方ばかりなので、「すみません、字の上手な者が今不在で・・」と言うも、「ワシより兄ちゃんの方が上手いやろから頼むわ!!」と押し切られることもしばしば。

ナントカせんと・・と練習しましたが、上手にかけるようになったのはたった一文字。。

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「御」の崩し字。これ以外は一文字も書けないので全く役に立ちません。。